伝染性疾患としてのカンジダと斑点などの症状

主に他人から病原菌、その他病原性の真菌やウイルスなどに感染して起こるような病気のことを、伝染性疾患とよんでいます。伝染性疾患としては、たとえばはしかやおたふくかぜといった、子供のころに一度はかかったであろう病気が含まれていますが、なかにはおとなになってから性行為を通じて感染するというルートをとりやすい、性感染症とよばれるタイプの伝染性疾患もあります。
大人がかかる病気の性器カンジダ症なども、こうした性行為によって感染する可能性がある伝染性疾患ということができますが、この性器カンジダ症が他の病気よりもちょっと複雑なのは、かならずしも他人からの感染という経路をとらないことがあるということです。性器カンジダ症という病気は、カンジダという真菌、すなわちカビや酵母の一種が人体に感染することによって起こるものですが、実はこのカンジダという真菌は、ふだんから女性の外陰部などの湿って栄養の多いところに住んでいる常在菌のようなもので、体調が悪くなったときに、もともと住んでいたカンジダが勢力を拡大して病気になってしまったということもあるのです。
性器カンジダ症の症状ですが、男性であれば、性器の先端のほうに、赤い斑点が出たり、カスが増えたりするほか、かゆみやただれを生じます。小さな水ぶくれのようなものができて、それが白い斑点のように見えるともあります。女性の場合については、白い斑点のようにおりものが外陰部に付着したり、性器の熱さや痛み、かゆみをともなったり、排尿が困難になるといった症状があります。このような状態を放置していては具合が悪いので、通常は抗真菌薬とよばれる医薬品を用いて、カンジダの増殖をおさえて治療を行います。